大分でAI社員&AI秘書 体験セミナー(第2回)を開催しました
2026-08-18 執筆: 今長 学(Exist Japan株式会社 代表取締役)
先日、J:COMホルトホール大分にて「AI社員&AI秘書 体験セミナー」を開催させていただきました。2026年5月17日に開催した第1回に続く、第2回です。
2026年8月17日(月)の夜、30名弱の経営者・管理職の皆さんにさまざまな業種からお集まりいただきました。スライドで説明するのではなく、AIが実際に仕事をこなしていく様子をその場で見ていただく「体験」の回です。
今日は、当日お見せした内容と、アンケートから見えてきた学びを、大分の経営者の皆さんにもシェアしたくて記事にしました。

開催概要
まず基本情報から。
- 日時: 2026年8月17日(月) 18:00〜19:30(受付17:50)
- 会場: J:COMホルトホール大分 セミナールームL
- 参加者: 30名弱
- 参加費: 3,000円
- 対象: 経営者・管理職の方
- テーマ: AI社員&AI秘書 体験セミナー(第2回)
主催は、僕たちが運営するAI教育ブランド「OITA AI SCHOOL(おおいたAIスクール/運営:Exist Japan株式会社)」です。この日も90分のほとんどを実演にあてました。自社で使えるかは、動いているところを見ないと判断できないと思うからです。

当日お見せした内容
冒頭に掲げた「本日のゴール」は3つ。①AI秘書・AI社員を体感する ②AIに任せられる業務19個を目の前で確認する ③自社で何をすべきかの判断材料を得る、です。
その前に、生成AIの全体像を1枚のピラミッドで整理しました。土台が対話型(ChatGPT、Gemini、Claude)、その上がエージェント型(Claude Code、Codex、Genspark)、さらに上が自律型。「答えるAIから、こなすAI、そして自分で動くAIへ」という流れです。
その上で、ライブデモを19本お見せしました。代表的なものを業務のカテゴリごとに挙げると、こんな内容です(BEFORE→AFTERはいずれも当日実演時の目安です)。
- 連絡・調整: メール返信(1通10分→30秒)/日程候補を出してメール送信(15分→5分)
- 経理・事務: 請求書発行からメール送信まで(20分→5分)/領収書整理からエクセル化(6時間→10分)/Googleフォーム作成(60分→5分)
- 資料・販促物: 企画書スライド作成(8時間→15分)/ホームページ(LP)作成(3ヶ月→3時間)
- リサーチ・発信: 競合リサーチ(120分→10分)/Instagram自動投稿(180分→10分)/動画編集(16時間→20分)
「AIは文章を書いてくれるもの」と思う方も多いかもしれませんが、実はいま起きているのはその先です。指示を出すと、AIが自分で手を動かし、最後まで仕事を終わらせてしまう。19本でお伝えしたかったのは、この一点でした。人手が少ない会社ほど事務や販促に割く時間の比率は大きく、効いてくるのはむしろ僕たちのような規模の会社の方です。

AI秘書「ハル」を実際に動かしてお見せしました
今回の中心に置いたのが、僕が毎日使っているAI秘書「ハル」です。Claude Codeというエージェント型のAIで組み立てた、相談相手であり、手も動かしてくれる存在です。
「AI秘書」と聞くと便利なチャットの延長を想像される方が多いかもしれませんが、お見せしたかったのはそこではありません。ポイントは「育てる」ことです。声で指示を出し、会話ログや判断の基準をObsidianというノートアプリに溜めていく。それをAIが毎回読んでから動くので、回を重ねるほど「僕ならこう決める」に近づきます。汎用のAIを使うというより、「自分の分身」を育てている感覚です。
ここが分かれ道だと思っています。ツールを増やすことが目的になると続きません。自社の判断基準を言葉にしてAIに渡す作業こそが資産になる。マーケティングのサポートを100社以上させていただく中で、強い会社ほど「自分たちの決め方」を持っていると感じてきました。特別な技術力ではなく、日々の判断の理由を残せるかどうかの話です。

アンケート実データからの学び
セミナー後のアンケートは、16名分の有効回答を集計しました。
満足度は平均4.75/5。5点が12名(75.0%)、4点が4名(25.0%)で、3点以下はゼロ。4以上が100%という結果でした。業種はコンサル・士業と医療・介護・福祉が各4名、飲食・教育・研修・その他が各2名、小売・卸とサービス業が各1名です。
もうひとつ、食い入るように読んだのが「自社でも使ってみたい」デモの回答です。上位はこうなりました。
- Instagram自動投稿: 11名(69%)
- 領収書整理→エクセル化: 10名(63%)
- Googleフォーム作成: 10名(63%)
- 動画編集: 10名(63%)
- 日程候補→メール送信: 9名(56%)
事務の効率化が上位に来るのは想像どおりでしたが、1位が販促、しかもInstagramだったのは発見でした。「時間を減らしたい」だけでなく「売上をつくる側の仕事に手を戻したい」気持ちが読み取れたからです。SNSは「やった方がいいのは分かっているが手が回らない」の代表格。その手間ごと任せられると分かった瞬間に、関心が集まったのだと思います。
偶然ですが、次回9月25日に予定していた「AIでインスタ投稿自動化セミナー」は、この1位のテーマそのものです。ニーズを外していなかったのだと、少しほっとしました。
参加者の声
掲載のご許可をいただけた方の声を、業種のみでご紹介します。
- 【コンサル・士業】「実際に活用できそうな案がたくさんあった、何から始めていいかわかった」
- 【その他】「AIに指示して実行するところがすごすぎてびっくりです。」
- 【飲食】「目からウロコでした!自身としても支援者としてもすぐに実践できるものでした!」
- 【教育・研修】「前回に引き続き2回目ですが、良かったです」
- 【医療・介護・福祉】「本物の秘書でした。素晴らしい。自分も使ってみたいです。」
いちばんうれしかったのは「何から始めていいかわかった」という言葉でした。つまずくのは、たいてい技術ではなく最初の一歩をどこに置くかです。「使えるようになりたい」と「何から手をつけていいかわからない」はいつもセットで来ます。その2つ目に答えられたのなら、やった意味があったと思います。
もうひとつ、そのまま載せさせていただきたい感想がありました。
猪突猛進的な状況で個人事業主となり、なんとなく営業しているので、問題だらけの状況です。このままでも良いよう思っていましたが、AI面白いと思え、事業拡大に興味をもてました。新しい分野に触れて面白さを知ることで得られ未来予想拡大図。先生のお力をかりながら邁進したいです
【医療・介護・福祉】の方の言葉です。効率化の話をしにいったつもりが、受け取っていただいたのは「事業を広げてみたい」という気持ちでした。AIの本当の効き目は、浮いた時間で何をやるかを考え始められることなのだと逆に教わりました。

まとめ
19本お見せしておいて言うのも変ですが、この日いちばん伝えたかったのは、ツールの使い方ではありません。
僕たちおおいたAIスクールのミッションは「作業をゼロに、人生をフルに」です。お金を稼ぐための作業に時間を奪われている限り、人は本来やりたいこと(家族との時間、大切な人、いつかやりたかった夢)に戻れません。だからAIに作業を引き取ってもらい、人間を「人間の仕事」に返す。19本のデモは、全部この一点のためにあります。
AIは「最強の秘書」です。ただ、秘書がどれだけ優秀でも、何を大事にする会社かを決めるのは経営者本人です。誰を喜ばせたいのか、どのお客様に時間を使いたいのか。そこがはっきりしている会社ほどAIへの指示も明確になり、結果として速くなります。
マーケティングの本質は「顧客理解」で、突き詰めるとそれは相手への優しさだと思っています。AIは、その優しさに使う時間を取り戻してくれる道具です。任せられる仕事は任せて、人にしかできない仕事に戻る。作業をゼロに近づけた分だけ、人生がフルになる。その入れ替えを見ていただく90分でした。
ここまで読んで少しでもピンと来た方は、一度お話を聞かせてください。「うちの会社なら何から手をつけるべきか」を一緒に整理する無料個別相談を承っています。
次回は、この1位のテーマを1回分まるごとお伝えします。AIでインスタ投稿自動化セミナー(2026年9月25日(金)18:30 J:COMホルトホール大分 セミナールームL)です。
こうしたセミナーは県内の商工会議所・団体様向けにも、企業様向けの社内セミナーとしても出張で承っています。今後の開催予定は大分のAIセミナー開催情報、社員の皆さんと学びたい企業様には大分の企業向けAI研修(県内出張費無料)もご用意しています。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
大分でのAI研修のご相談はおおいたAIスクールへ。